身体が重く感じる方へ〜冬から春のアーユルヴェーダ的毒だしの方法【睡眠編】

身体が重いなぁ
なんだかモッタリ……

冬の寒さが緩んできたこの時期、
身体がなまって重く感じていませんか。

わたしも冬の間に運動不足で
なまった体をなんとかしたいと
思っています。

でも、その重たい感じは
運動不足だけではなく
毒素が体内に溜まっているからかも?

この記事では
アーユルヴェーダ的な観点から
冬に溜まった毒素を春に排出するために
オススメの過ごし方をご紹介します。

長くなりますので、
【食べる・動く・休む】という
3つのテーマに分けてご紹介しますね。

シリーズ3つめのこの記事では
【休む】についてお話しします。

【食べる・動く】についてはこちら
>>身体が重く感じる方へ〜冬から春のアーユルヴェーダ的毒だしの方法【食べ方編】
>>
身体が重く感じる方へ〜冬から春のアーユルヴェーダ的毒だしの方法【運動編】

 
 

冬から春への変わり目は毒だしにぴったりの季節

最初の記事で詳しく書きましたが、
アーユルヴェーダ的にいうと
冬の終わりから春にかけては

軽くなるような食べ物や、
行動を増やしていくべき

季節となっています。

この記事では、
食べること動くことに続きまして
眠りについて考えていきます。

 

毒出し(デトックス)に睡眠が必要な理由とは?

毒だしやデトックスと聞くと、
特别な食事法や
グリーンスムージーなど

飲み物・食べ物を連想する方が
多いかもしれません。

ですが、実は睡眠も
毒出しに深く関連しています。

睡眠中に体は新陳代謝を行い
毒素や老廃物の排除を促進します。

また、脳は睡眠中に
毒素や不要な物質をリセットします。

十分な睡眠を得ることで、
免疫機能が強化され
成長ホルモン分泌により
細胞修復も活発になります。

ですから、体内のデトックスが
最適な状態で行われるのです。

逆に、睡眠不足は
免疫機能の低下を招き、
デトックス効果が低下します。

このように、
毒出しには質の高い睡眠が
必要不可欠
なのです。

 

春は睡眠不足になりやすい?!

  •  朝、起きるのが辛い

  • 寝つきが悪い

  • 目覚ましのスヌーズを何度も押してしまう

  • 起きても寝た気がしない

  • 疲れが取れていない

春になるとこんな風に悩む方も
いるのではないでしょうか?

「春眠、暁を覚えず」と言うように、
春や秋の季節の変わり目は
特に睡眠不足を感じやすいのです。

なぜなら季節の変わり目は
いつも以上に睡眠が必要
だから。

季節の変わり目は寒暖の差が激しく
1週間のうち10度以上も
気温が上下することがあります。

その気温の差に適応するために
わたし達の身体は
日々、頑張っています。

言い換えると、サーモスタット
(自動で温度を一定に保つ装置)のように
自律神経がフル稼働している状態です。

体温調節などに
エネルギーがとられてしまい、
普段と同じ時間に就寝しているだけでは
眠りが足りなくなってしまうのです。

 

春は睡眠の質にも気をつけよう!良い睡眠をとるコツとは?

少しでも早く寝ること

春はいつもより
睡眠不足になりやすいこと、
おわかりいただけましたか?

ですので、春は特に意識して
早寝することをオススメします。


1時間、難しければ30分だけでも
早く寝ることができれば、

朝が辛い・すっきり目覚められない
といった問題を
解決することができますよ。

 

睡眠の質をあげるコツ1:夜の過ごし方に注意しよう

早寝をするためには
夜の過ごし方を見直すことも大切です。


電気が発明される前の大昔、
人間は太陽とともに暮らしていました。

たった百年程度で、
身体の仕組みがすぐ変わる
わけではありません。


寝る直前までスマホ画面を見ていたり
パソコンで仕事をしていると、

目が疲れて肩がこるだけでなく
ブルーライトで覚醒してしまい
自律神経のリズムも狂い
自然な眠りを妨げる
ことになります。


寝る前の1時間はそれらを
避けると良いでしょう。

(夜の過ごし方については
>>睡眠負債の解消方法【自然のリズムで生きるアーユルヴェーダ的夜の過ごし方】
もご確認ください。)

 

睡眠の質をあげるコツ2:カパの時間に就寝しよう

アーユルヴェーダの観点からも
睡眠の質をあげるコツを
お伝えします。


アーユルヴェーダには
自然界の5大元素を
3つのタイプに分けた
ドーシャ理論という考え方があります。


(ドーシャについて詳しくは
>>アーユルヴェーダのドーシャで考える、夏の終わりにとるべき食べ物とは?
をご確認ください。)

このドーシャ理論に基づき、
1日24時間の流れも
3つのタイプに分類することが
できるんです。


睡眠に関係する
夕方から深夜の時間帯は
以下の通り分類されています。


【18時〜22時:カパの時間】

  • 水+土=構造を生み出す力

  • 下へ降りていく方向のエネルギー


【22時〜深夜2時:ピッタの時間】

  • 火=メカニズムを生み出す力

  • 上へ登っていくエネルギー 


つまり、就寝に向けて
リラックスするのに最適なのは
重いエネルギーを持った

カパの時間帯(18時〜22時)なんです。


でも、22時を過ぎてしまうと
ピッタの時間帯になり、
熱の質で代謝が上がります。

本来この熱は
寝ている間に行われる
毒素や老廃物のリセット、
つまりデトックス作業に
使われるべきエネルギーです。


なのに、
この時間帯に夜更かしをしていると、
せっかくの熱(アグニ=浄化の火)を
毒出しに利用することができません。


まとめると、
カパの時間帯である
18時〜22時にリラックスし
就寝モードに入ることで
睡眠の質が向上し、
デトックスにつながる
のです。

 

アーユルヴェーダの大原則「自然のリズムで生きる」

春に睡眠が大切な理由と
睡眠の質をあげるコツについて
説明しました。

夜の22時ごろまでに
リラックスモードに入り
就寝することで、
毒素の排出が促され、
元気に夏を迎えることができますよ。


アーユルヴェーダには
「自然のリズムで生きる」という
大原則があります。 

今回の睡眠のように、
私たちが生活の中で
なんとなく体にいいと
知っていることの中にも、

アーユルヴェーダの
自然のリズムに
通じるものがあります。

ぜひ自然のリズムを意識して
生活してみてくださいね。

(自然のリズムについては
>> 【心身ともにリセットしたい人へ】自然のリズムで生きるとは?季節のリセットへのお誘い
もご参考に。)

 

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