春の毒出しに野草を使ったレシピ【タンポポの葉・行者ニンニク】
春の体調不良を解決する一歩を踏み出しませんか?
春は新しい季節の始まり。
しかし、「なんだか体がだるい」「スッキリしない」というお悩みを感じることはありませんか?
今回は、春の体調不良を解決するために、わたしが実際に作っている身近な野草を活用した簡単レシピをご紹介します。
自然の力を取り入れて、心も体も軽やかな春を迎えましょう。
「野草を食べるとどんないいことがあるの?」と思った方は、野草を食べる。春のフォレジングの魅力とは?もあわせてご確認ください。
この記事の著者
まりこラベンダージョーンズ|アーユルヴェーダ・ヘルスコーチ
48歳からの女性が、仕事も趣味も旅も愉しむために欠かせない食事・休養・運動の習慣づくりをサポートしています。
30代でシンガポール駐在中に経験した3回のがんをきっかけに、西洋医学の治療と並行してヨガやアーユルヴェーダを取り入れ、セルフケアを実践。2024年に寛解。
2013年から夫の母国イギリスに移住し、ロンドンとコッツウォルズの2拠点生活で場所と時間にとらわれない生活を実践中。
春に多い体調不良とは?
春になると、花粉症や頭痛、疲れやすさを訴える方が増えます。
特に40代以上の女性は、更年期の影響も加わり、体調管理が難しくなる時期でもあります。
実は、これらの不調は「冬の間にたまった毒素」が原因の一つ。
毒素がたまるメカニズム
冬は代謝が低下し、脂肪や老廃物が体内に蓄積しやすい季節です。
冬のエネルギー的特徴は、寒さ・重さ・緩慢さなどで、たとえていえば土と水が合わさり、低温で固まったような状態です。
このまま春を迎えると、気温の上昇にともない凍った泥が解け出すように、体内にたまった毒素や未消化物が、疲労感や肌荒れといった形の不調として現れやすくなります。
これをスムーズに解消するためには、自然の力を借りてデトックスを促すことが大切です。
アーユルヴェーダの観点では、その季節にその土地で採れるものを食べると、体内のバランスが整うとされます。
ですから、カッパドーシャ(水と土のエネルギー)が活発になる春は、過剰になったカッパドーシャを下げ体内の毒素を排出するために、苦味・渋み・辛味のある食品をとることがおすすめです。
おもしろいことに、春が旬のものには、自然と苦味・渋み・辛味が備わっているのですね。
とくに、地元で採れるものに注目してみてください。
朝市や道の駅のほか、近所にもそんな野菜や植物が見つかるはずですよ!
冬から春への移行を助ける野草たち
自然の恵みである野草は、栄養価が高く、体に優しいデトックス効果をもたらします。
今回は「タンポポの葉」と「行者ニンニク(ワイルドガーリック)」に注目し、それぞれを使った簡単で美味しいレシピをご紹介します。
【野草を使ったレシピ】タンポポの葉のごま和え
【材料】
タンポポの葉
手に入りやすい青菜
ヨーロッパにお住まいなら洋野菜のスイスチャード、日本なら小松菜など醤油:適量
黒ごまペースト:適量
練ゴマがなければ中近東食材の「タヒニ」やピーナツバターでも代用できます
【作り方】
採ってきたタンポポの葉をよく洗って、茹でます。
準備した青菜も柔らかく茹でます。
(タンポポだけだととても苦いので、他の癖のない青菜と混ぜます。)軽く絞って醤油少々をふりかけます。
黒ごまペーストを和えます。
海外生活でも日本人のDNAが喜ぶ!
ご飯と味噌汁の一汁一菜に、もう一品ほしい時に、和洋折衷フュージョン料理の「ゴマ和えもどき」
ぜひお試しを〜♪
【野草を使ったレシピ】ワイルドガーリック(行者ニンニク)のジェノベーゼ・ソース
イギリスではよく見かけるワイルドガーリックで作ったジェノベーゼ・ソースです。
ちなみに日本語では行者にんにくと呼ぶそうです。
北海道や本州北部で自生する春の山菜でそのため別名アイヌネギとも。
チーズが入った通常のレシピと、ヴィーガンの方に向けてチーズを抜いたレシピ、2種類をご紹介します。
【材料】
通常版
ワイルドガーリック:100g
パルメザンチーズ:50g
ヘーゼルナッツ:50g
オリーブ油:適量
レモン汁:お好みで
塩コショウ:少々
チーズなしヴィーガン版
ワイルドガーリック:50g
人参の葉っぱ ひと束分:約30g
生バジル:20g
好みのナッツ:50g
(ブラジルナッツ、アーモンド、カシューナッツなど)オリーブ油:適量
レモン汁:お好みで
塩コショウ:少々
【作り方】
よく洗い水気を切ります。
フードプロセッサーにワイルドガーリック、チーズ、ナッツを入れ、ペースト状になるまで混ぜます。
様子を見ながらオリーブ油をたらーりと入れていき、モッタリするほどの硬さになったらOK。
お好みでレモン汁や塩こしょうで味を整えてください。
ワイルドガーリック(行者ニンニク)のジェノベーゼ・ソース
パスタソースとしてはもちろん、
スープやシチューのトッピングローストチキンなど肉料理に添えて
サンドイッチのパンに塗る
お好みの酢でのばしてドレッシングに
などなど、さまざまな料理に使えます。
本物のジェノベーゼ・ソースは生バジル・松の実・パルメザンチーズなど高級な食材が必要ですが、こちらの庶民派レシピなら気軽に作れて惜しみなく使えますよ〜。
まとめ
春の体調不良を改善するには、日々の食事に自然の恵みを取り入れることが重要です。
タンポポの葉や行者ニンニクは、手軽に取り入れられる野草でありながら、体に嬉しい効果がたくさん。
今回ご紹介したレシピで、体の内側から健康をサポートしましょう。
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