変わりたいのに変われない人へ。自分のパターンに気づいて一歩を踏み出すジャーナリングのススメ(前編)

(この記事は、2020年11月に執筆したものを加筆・修正したものです。)

2020年はコロナ禍が長引いています。

将来がどう変わるか未知の状況で、
世界中の空気が停滞しているようです。

そんな先行きの見えない時代でも
希望を持つために必要なことは何でしょうか。

それは、「自分は変われる」と感じられることです。

この記事では「自分は変われる」と希望を見出すための
ジャーナリングについてお話しします。

 
 

人が絶望を感じるのは「変われない」と感じているとき

絶望。
無力感。
誰でも感じるときがあるでしょう。

やる気をなくしたり
諦めたり……

どんなとき人は絶望を感じるのでしょう?

個々の事情は違えども、
共通点としては

「今の状況は変わらない。
自分にできることは何もない」

という無力感から
起きるのではないでしょうか。

 

「変われない」から「変われる」への転換(がんのリハビリから)

「先生、まだ希望はあるのですね!」

涙ぐみながら言った10年前の日のこと
今も鮮明に覚えています。

乳がんの手術・治療も一段落し、
心身ともに絶望の谷にいた頃でした。

落ち込んでいた理由は
ヨガやリハビリを3ヶ月間欠かさず行ったおかげで
ある程度まで回復していたのに、
肩の痛みや右腕のしびれが一向に治らなかったからです。

「身体の動きが制限されると
ここまで心に影響があるのだ」と、
かみしめました。

 

そんな折
がんサポートに造詣が深い海外の専門家による
ヨガセラピー指導者研修があると聞きました。

このチャンスは逃せないと
家族を説得して出たトレーニングは、
身体が持つ変わる力や心への影響などを、
身をもって知る貴重な体験でした。

ヨガセラピストとしても、
またセラピーを受ける側としても、
大きな転機となりました。

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10日間のご指導のもと
痛みを軽減する特定の動きや
セラピー的なヨガにより
長く続いたしびれが消えていくと
かすかな希望の光が見えてきたのです。


「絶望は永遠では無い。私も変われる!」

と思った瞬間、冒頭の言葉が出ました。

 

「変われない」から「変われる」への転換(あるクライアントさんのご経験)

チョイスがある

つまり
選べると感じた時点で
絶望から希望への転換が起きるのです。


先日、あるクライアントさんが
こんな話をしてくれました。


リモートワーク期間中は、往復2時間の通勤がなくなり、生活が充実した。身体が楽になっただけでなく、自分に向き合う時間が増えたので、食事や運動、睡眠時間の記録をメモして、心身の状態への影響が分かった。今では、それを生活全般に応用して、パターンを知るというスキルが身に着いてきた。だから、これまでとは、違うやり方もできるように変わった……

好循環が加速している様子に、私も自分ごとのように嬉しくなりました。

 

自分を変えるためのはじめの一歩は「パターンに気づくこと」

では、「現状は変わる。自分は変われる」と感じるために
まず必要なことは何でしょうか。

それは、自分の陥りがちなパターンを知ることです。

見えないことを変えるのは難しい。
見えない敵を倒すことはできません。

でも、自分の癖やパターン
無意識に作っている枠などが分かれば、
対策が立てられます。

 

パターンとは
身体の使い方だったり、
心の癖、感情や思考の流れだったりもします。

具体的には
軸足をいつも左脚で立つとか、
この上司と話すとよく息を詰めてしまうとか。

右肩がガチガチに凝っている人が
いつも重いバッグを右肩にかけていると気づくと
たとえば、
リュックに変えるという選択ができます。

ほかにも
問題に気づくことさえできれば、
専門家や他人に助けを頼む、道具を使う、環境整える、時間を変える…

などなど、問題と現状に応じて
さまざまやり方が選べるはずです。

 

自分を変えるための大きな「はじめの一歩」が、
無意識の癖や陥りがちなパターンに気づくことなのです。

 

次回の記事では、自分のパターンに気づくための
ジャーナリングについてお話しします。

 

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