予定を詰めすぎてしんどい更年期世代の女性へ《スケジュールに余白を作る5つのコツ》熊野古道への旅で学んだこと

みなさまこんにちは、まりこラベンダージョーンズです。

更年期世代の女性が仕事も趣味も旅も愉しめる、体質にあった季節のセルフケア改善をご指導しています。

 
 

熊野古道への旅で学んだこと【余白があればうまくいく】

和歌山県にある世界遺産の熊野古道。

距離は長くないですが険しい上り下りが多く、健脚な方でも驚くほどの本格的なウォーキングルートです。

イギリスから日本へ一時帰国した際に、その熊野古道へ夫と訪れました。

この旅での学びはいろいろありますが、今日みなさんにシェアしたいのは余裕を持った計画づくりです。

ついつい予定を詰め込みすぎていませんか?

旅行に限らず、忙しい私たちは仕事やプロジェクトのスケジュールをツメツメにしがちではありませんか?

特にこのブログの読者である更年期世代の女性は、家のことに仕事に、常に忙しさを感じている人が多いことでしょう。

そういう忙しい方こそ、計画を立てるときには余白時間を設けることを意識してほしいのです。

今回の熊野古道への旅、さまざまなコースの中で私たちは古道38キロを歩くルートを選びました。

普通の人なら1泊2日でも歩けるのですが、私たちはゆったり4日間かけて歩くことに。

しかも予備日として前日に熊野入りしました。

イギリスからの長旅であり、時差ボケでの体調不良も考えられます。

また万一の悪天候にそなえ、ゆとりある計画を意識していたんです。

実際には体調も良く、また秋晴れに恵まれ地面も歩きやすかったのが幸いしました。

予定より早い3日間で、最初の目的地である熊野本宮に到着することができました。

余った時間は温泉でのんびり♨️

達成感でいっぱいです。

《スケジュールに余白をつくる5つのコツ》でうまくいく

わたしは計画を立てるとき、《スケジュールに余白をつくる5つのコツ》を意識しています。

なぜなら

  • 予定を詰め込みすぎるとトラブルにつながる

  • 余白がある方が多くのことができる

と、これまでの経験でわかっているからです。

今回の熊野古道は、結果的に3日間で歩くことができました。

でも、もし時差ボケや天候不良を考慮せずにギリギリで計画していたら、うまく行っていなかったと思います。

この記事では更年期世代の女性に、改めて余白時間の大切さについてお伝えしたいと思います。

 

予定を詰めすぎると起こる悲劇とは?3つご紹介

まず、予定を詰め込みすぎることの弊害を3つお伝えします。

【予定を詰めすぎる弊害1】プレッシャーで本来の力が発揮できない

スケジュールが詰まっているとプレッシャーやストレスを余計に感じますよね。

いつもなら簡単にできるのに忙しくて焦ってしまい結果ミスにつながってしまった。

そんな経験が誰にでもあると思います。

そういった、テンパって余裕がない状況をアーユルヴェーダの理論ではヴァータ(風のエネルギー)が増大していると言います。

糸の切れたタコのように風でフワフワと舞い上がっている状態です。

この状態が続くと心も体も疲弊してしまいます。

【予定を詰めすぎる弊害2】人間関係が悪化する

スケジュールが過密な状態では自分の気持ちに余裕がなくなってしまいます。

いつもなら軽く流せるのに、何気ない言葉に傷ついたり深読みして相手を信じられなかったり。

経験豊富な更年期世代のみなさんなら、多かれ少なかれそんな経験があるのではないでしょうか。

また、忙しすぎると友人や家族と過ごす時間自体も減ってしまいます。

家族のために仕事をしているのにこれでは本末転倒ですよね。

優先順位について考え直す必要があるかもしれません。


【予定を詰めすぎる弊害3】本当に大切なことに取り組めなくなる

ゆとりのある時間がないと、「緊急ではないけど優先順位の高いこと」に取り組めなくなります。

時間管理のマトリックスをご存じですか?仕事やタスクの優先度を整理する有名な手法です。

「重要度」と「緊急度」の2つの軸でマトリクスを作成し、4つの箱を作ります。

(気になる方は「時間管理のマトリックス」で検索してみてくださいね。)

振り分けられた4つの箱のうち、最優先で取り組むべきは「緊急ではないけど優先順位の高いこと」です。

ただ、スケジュールが詰まっているとどうしても「緊急なこと」が気になってしまいます。

このような状態が続くと、いつになっても「緊急ではないけど優先順位の高いこと」、つまり物事の本質に取り組めません。

本質に取り組めないまま何年も過ごしてしまうともったいないとは思いませんか?

 

スケジュールに余裕があるとなぜうまくいくの?

次に、スケジュールに余裕があるとうまくいく理由を3つお伝えします。

【余白でうまくいく理由1】突然のアクシデントに対応できる

綿密なスケジュールを立てていても、予期せぬ問題や予定外の出来事が発生することってありますよね。

子供が病気になったり、仕事で思いもよらないミスがあったり。

自分が体調不良になることもあります。

スケジュールに余裕があれば、こういった急な予定変更があったとしても余裕を持って対応できます。

【余白でうまくいく理由2】心に余裕が生まれる

スケジュールに余裕があると、心にも余裕が生まれます。

【予定を詰めすぎる弊害1】プレッシャーで本来の力が発揮できないで説明したように、緊張しているといいパフォーマンスができません。

リラックスした状態で仕事や作業にのぞめば、より効率的に作業ができますよ。

【余白でうまくいく理由3】クオリティが上がる

スケジュールに余裕があると、各タスクに適切な時間をかけられるため、作業の効率やクオリティが向上します。

焦らずに計画的に進めることで、より効果的に成果を上げることができます。

多めに時間を見積もっておけば、予定以上のものごとに取り組めるので、予想より良いものができるかもしれません。

 

《スケジュールに余白を作る5つのコツ》とは?

ここまで、スケジュールを詰め込む弊害と余白があるとうまくいく理由をご説明しました。

「そんなことはわかっています!でも気がつくとスケジュールがツメツメになっちゃってるんです。」

そう思っている人も多いでしょう。

もちろん私にも、うっかり予定を詰めすぎて体調を崩してしまった・・・ということ、たまにあります(笑)

(そんな時はまずはゆっくり休みます。

そして、「次はこうしたい」と未来の自分への申し送りメモを書いて、手帳の忙しくなりそうな月に貼っておくんです。)

ここからは、私がスケジュール管理をするときにいつも気をつけていることを5つご紹介しますね。

【年間単位で】先に休息と娯楽の時間を確保しよう

年間の予定を決めるときは、旅行や趣味のイベントの日程から先に決めます。

「そんなことしたらやるべきことができなくなってしまう!」と不安になるかもしれません。

でも大丈夫です。

「この仕事が終わったら、旅行がある」と楽しみがあることで仕事や勉強にギュッと集中して取り組むことができますよ。

【月、週単位で】週に1回「何もない日」をつくろう

年間計画を立てたら次は月や週単位で計画を立てます。

そのときに、週に1日、あるいは数日を「余裕の日」として確保しましょう。

1日が無理そうであれば半日からでもかまいません。

この日は予期せぬ出来事に対処したり、気持ちを切り替えて休息を取る、プチ休暇にでかける日として利用できます。

【1日の中で】自分のバイオリズムにあった計画をたてよう

1日の中であなたが最も調子のよい時間帯は何時ごろか把握していますか?

自分のバイオリズムを知って、一番仕事がはかどる時間に最も大事なことをやりましょう。

私はどちらかといえば朝型です。

なので、集中力がいる仕事をする、企画や長期的展望を立てるなど、じっくり考えるタスクは午前中にすると決めています。

同じタスクを午後や夜にやっても、2倍以上の時間がかかる上に、頭の冴えが悪くクオリティ面でも納得できるものになりません。

時間の無駄になってしまうのです。

あなたも自分が調子の良い時間帯はいつなのか、体質を把握して計画を立てられるといいですね。

バイオリズムと時間管理についてはこちらの記事もご参考に。

>> 時間管理をしてはダメ

【タスク単位で】優先順位を設定しよう

タスクに優先順位をつけ重要なものから着手することで、時間を最も有益に使えます。

また、急な変更があった場合でも、重要な仕事に焦点を当てることができます。

先に紹介した「時間管理のマトリックス」で整理するのもいいですね。

私のおすすめは、「今日やるべき3つ」を決めてしまうこと。

その中でも1番大事なことから手を付ければ、仮に1つしかできなくても「これだけはできた!」と充実度が上がりますよ。

タスクの前後にバッファを取る

今日やるべきタスクがきまったらそれをスケジュールに落とし込んでいきます。


そのとき、タスクとタスクの間に少しの余裕を設けバッファを持たせましょう。


こうすると、会議が長引いたなど前のタスクの終了が予定よりも遅くなってしまったときにも対応できます。

また、次のタスクに備えて準備時間にできます。

私は最近、1時間ほどのバッファを講座受講など学びの時間の後にとることにしています。

その時間で、講座で学んだことのうちすぐに行動できることをやってしまいます。

  • toDoリストがむやみに増えない

  • 習ったことをすぐ実行できる

  • 内容を忘れない

といった利点があります。

 

スカスカの予定が幸せにつながる

余裕があることの大切さをお分かりいただけましたでしょうか?

サンスクリット語にsukkha(スッカ)という言葉があります。


「幸福」「快適」「心地よさ」などを意味する言葉です。


ダジャレのようですが、スカスカの予定は sukkha = 幸せ にも通じる余白です。


予定がスカスカだと心のゆとりが生まれて、事がうまく運びます。

余白があると、日々の生活にも楽しんで向き合うことができます。


いつも自分を後回しにして家族や仕事のことでスケジュールがいっぱいのあなたに、少しでも余白を意識して過ごしてもらえたらうれしいです。

 

余白時間で自分をもてなすセルフケアを

セルフケアには興味があるけど、自分のための時間がなかなか取れない。

そう思ったらメルマガにご登録ください。

無料で【まるごとセルフケア・メール講座 】をお届けしています。

 

関連記事

人気記事