【夏から秋】季節の変わり目に体調を崩しやすい更年期の女性へ《アーユルヴェーダ式》体調を整える3つのコツ

夏から秋の季節の変わり目に体調を崩しやすいと感じていませんか?

40〜50代の更年期世代の女性にとって、季節の変わり目は特に体調に気をつけたい時期です。

今の時期に少し生活習慣に気をつけるだけで、秋冬を過ごしやすくなりますよ。

何に気をつければいいか、アーユルヴェーダの視点も交えながらお話しします。

 
 

夏から秋の季節の変わり目に体調を崩しやすいのはなぜ?

 
 

夏から秋の季節の変わり目に体調を崩す人が多いのはなぜでしょうか?

自律神経とアーユルヴェーダ、2つの観点で考えてみます。

 

気温の変化で自律神経が乱れやすくなるから

この時期は天気によって日々の気温が大きく変わったり、1日の中でも朝晩で気温の上下が激しかったりしますよね。

体にとっては、自律神経が試される時期ともいえます。

自律神経は、体温や血圧、ホルモンバランスなどを調整する重要な役割を担っています。

特に更年期の方は、ホルモンバランスの変化によって自律神経が乱れやすくなり、さまざまな症状が現れます。

季節の変わり目は、気温の変化が大きいため、自律神経がさらに乱れやすくなります。

そうするといつも以上に体調を崩しやすくなるのです。

 

ヴァータ(風)の季節で乾燥や冷えを招くから

アーユルヴェーダには自然界の要素を3つのタイプに分けた、ドーシャ理論という考え方があります。


より詳しくはこちらの記事もご参考に

> アーユルヴェーダのドーシャで考える、夏の終わりにとるべき食べ物とは?

季節の移り変わりも自然界のエネルギーの変化から説明できます。

夏から秋への季節の変わり目は、自然界のエネルギーの移行期にあたります。


具体的には、

  • 一年で最も太陽に近い夏はピッタ(火)の季節。

  • だんだんと乾燥してくる秋はヴァータ(風)の季節。

つまり、夏の終わりから秋にかけては、ピッタ(火)からヴァータ(風)への移行期間なのです。

ヴァータは

  • 冷たい

  • 軽い

  • 乾燥した

  • 粗い

  • 動きのある

  • 澄んだ

 などの性質を持ちます。


それにより皮膚や喉が乾燥したり、体が冷えたりして不調を感じやすくなるのです

 

季節の変わり目こそ、規則正しい生活習慣が大切

しかし、ちょっとした心がけで、体調を崩さずこの季節を乗り越えることができます。

移行期に大切なことは、いつものルーティンや日課を続けることです。

いつもよりちょっとペースを落として丁寧な日常を送ることで、体をいたわることができます。

「いつも規則正しい生活なんてできてない・・・」

そんな風にお思いでも、安心してください。

今回は、40代や50代の更年期女性の皆さんに向けて、季節の変わり目に取り入れてほしい習慣をお伝えします。

 

【食事】季節の食材を、消化できる分だけ食べよう

 
 

(1)旬の食べ物をとる

アーユルヴェーダでは、秋へ移行する時期はピッタ(火)のエネルギーを減らすことが大切と考えられています。

ピッタのエネルギーを減らすと言うと難しく感じるかと思いますが、季節の旬の食材をいただくと考えていただければOKです。

旬のものはその季節に必要なものを備えています。

例えば、夏の終わりであればきゅうりなどウリ系の食べ物がおすすめです。

薄くスライスして常温の水や炭酸水にまぜて飲むだけで、体に負担をかけることなく熱を冷ましてくれます。

秋の初めにおすすめなのは、煮りんごなどの火を通したりんごです。

生より消化に良く、シナモンなどのスパイスと煮ればどんな体質の方にも良いとされています。

 

(2)夕食を早い時間に軽めにとる

季節を問わず、毎日の習慣としておすすめしたいのが、夕ごはんを「早めに」または「軽めに」取ることです。

これを早軽(はやかる)夕ごはんと呼んでいます。

夕ごはんを遅い時間にとったり、食べる量が多すぎたりすると、胃腸に負担がかかります。

ご自身が消化できる量をいただくことがポイントです。

より詳しくはこちらの記事もご参考に

> まるごとセルフケア7つ道具とは? 【No.2 早軽(はやかる)夕ごはん】3つのメリットをご紹介

 

【運動】涼しくなる今がチャンス!運動を習慣にしよう

 
 

だんだんと涼しくなるこの時期は、運動を習慣にするチャンスです。


夏は暑すぎて運動を控えていた方も、ぜひ日々の習慣に取り入れてみてください。

特に秋におすすめなのは、ウォーキング、ヨガ、太極拳などのゆったりとした動きや、リズム感のある運動です。

先にお伝えしたように、秋は「ヴァータ」の季節。

ヴァータは風のエネルギーなので、不安定さや乾燥が増大しがちです。

そのため、安定感をもたらす運動が秋には適しています。

また、 夏の暑さが残る時期なので、運動中や前後の水分補給は忘れずに。

温かいお白湯をこまめに摂るなど、体を冷やさない工夫も大切です。

運動する時のコツはこちらの記事にもまとめています。

> 運動の秋!運動する時の3つのコツとは?

「運動が体にいいのはわかっているけど、一人では続かないのよね〜」と思っている方はぜひこちらの講座をご検討ください。

> ゆらぐ季節のリセット習慣講座

 

【睡眠】睡眠時間をいつもより多めに確保しよう

春や秋の季節の変わり目はなんだかいつもより眠たいと感じませんか?

先ほど、季節の変わり目は気温差が激しいため自律神経が乱れがちだというお話をしました。

気温差が激しいということは、それに適応するためにわたし達の体のエネルギーがとられているということです。

余分にエネルギーを使っている分、普段と同じ時間寝ているだけでは睡眠が足りなくなってしまいます。

また、更年期世代の女性はホルモンバランスの変化によって睡眠障害が起こりやすくなるという側面もあります。

睡眠時間を確保し、睡眠の質をあげるためにも夕方〜夜の過ごし方を見直してみましょう。

睡眠の質を上げる夜のルーティン

  • 夕方以降はカフェインを控える

  • 夕食後はゆったりと過ごす

  • いつもより早めにベッドへ

  • 寝室を暗く、静かにする

  • 寝る前にスマホやパソコンを見ない

 

季節の変わり目は生活習慣をリセットするチャンス!

体調を崩さないための季節の変わり目の過ごし方をお伝えしました。

季節の変わり目は体調不良を起こしやすいからこそ、ゆっくりと過ごして自分の生活を見直すチャンスです。

ご紹介した食事・運動・睡眠、全ての習慣を変える必要はありません。

あなたの生活に合ったものから少しずつ取り入れてみてくださいね。

 

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