先の見えない時代に何を選びますか? 〜Less is more で選びたいもの〜
わたしの夢ってなんだろう?
霜月、つまり11月は「夢への第一歩を踏み出す」ときなのだそう。
(「日本の暦と生きるていねいな暮らし」による 康光岐 著)
たしかに冬に向かうこれからの時季は
こころ静かに内向きに
じっくり考えるのに適した季節です。
でも
わたしの夢ってなんだろう?
と考えると、混乱してくるかもしれませんね。
先の見えない時代【VUCAの時代】
だって、今の時代は
VUCAブーカなんですよ。
ブーカとは、それぞれ英語の頭文字をとった造語。
変動性(Volatility)
不確実性 (Uncertainty)
複雑性 (Complexity)
曖昧性 (Ambiguity)
ただでさえ、わたし達の生活は
新しいことが起きて状況が変わっていく方向へ
心をかき乱すようなできごとが増大する方向へ
どんどん複雑な方向へ
モノが溢れる方向へ
いわば、カオスへと向かっていて
それが21世紀の現代に生きるわたし達のストレス度を高めています。
なりたい近未来の「理想のじぶん」をイメージする
そんな現代社会にあって、
心の中の静けさや、ていねいな暮らしを選ぶためには
他の誰でもなく、じぶんが何を求めているのか
はっきりイメージすることが欠かせません。
1年後、3年後、そして10年後の自分がなりたい理想像を思い描き
その未来の「わたし」がどんな生活をしているのか
思い描く想像力が役に立ちます。
近未来の「理想のじぶん」に近づきたいなら
自動操縦で生活していては、何も変わらないこと
うすうす氣づいていましたか?
忙しさで余裕がなく、いつもテンパっている
ストレスが知らずにたまっている
その状態を変えたいと思うなら
小さな変化をもたらす「はじめの一歩」を選ぶ必要があります。
シンプルな空間に宿る日本人の美意識
話かわりますが、先月は一時帰国して
伊勢神宮におまいりしたり
地元の日本庭園へいったり
秋の日本を満喫してまいりました。
神社やお寺の神聖な雰囲気
旅館の和室や日本庭園の美しさには
あらめて心が洗われる思いでした。
空間をシンプルに形作る日本人の美意識は
世界に誇れるものだと思います。
レス・イズ・モアの真意とは
Less is More
というフレーズを聞いたことがありますか?
もともとはアートや建築からでた言葉です。
Less is More
少ないことが、じつは豊かである。
人生全般にあてはまる法則として、わたしも心に刻んでいます。
この言葉の出典を探していて、こんな記事をみつけ深く共感!
それによると、モノを減らすことの目的とは
「レス・イズ・モアの意味するところは、
できるだけ少ないものに集中すれば、
それをより生かすことができる、
100%の可能性を引き出せる、ということです。
それも、自分にとって大事なものに集中するところがポイント」
(出典:ミニマリスト筆子 https://minimalist-fudeko.com/les-is-more/)
考え抜いて選びとりたいものは?
日本庭園や和室のシンプルな空間
日本画にさらりと描いた草花と、そのまわりの間
ただ、なにも無い空間ではなく、
じつは考えに考え抜いて選びとったものです。
一見シンプルに見えても
その裏には意図的に選びとる作業が隠されています。
何をめざしているのか
一本の線にいたるまで
きちんと考え抜いたクリエーターの哲学があります。
生活にこの美学を取り入れると
たとえば…
ていねいな暮らし
食べることを基本に忠実に
一汁一菜でも季節のものを取り入れること。
家の中も役に立つものまたは美しいもの
何より、じぶんが大好きなもの囲まれて暮らしたい。
ひるがって現代社会を生きるとは
明確な意図がないと
わたしたちの生活がどんどん複雑になっていくということ。
ていねいな暮らしを選ぶために
逆にいえば「何を選び取るのか」を意識しないと
無駄なモノが家の中に入ってくるのを防ぐことができません。
じぶん軸をしっかり保ち
心静かにワクワクとていねいな暮らしを築きたいと思うなら
あえて目先の便利さを断る勇気も必要です。
自分が何が好きなのかどんなものと暮らしていたら
または
どんな行動をしていたら
心がワクワクするのか?
自分をよく知ることが、ていねいな生活に欠かせない。
あたりまえすぎて、ふだん考えないことを
伝統的日本のデザインに備わる
シンプルさや潔さに触れることで
再確認する旅となりました。
さて、あなたが「近未来の理想のじぶん」を思い描くために
何が必要ですか?
Less is More〜手放すと「なりたい自分」が見えてくる(Youtube動画)
こちらの記事もどうぞ
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愛と感謝を込めて♥
まりこラベンダージョーンズ
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